勃起の仕組みとED治療薬の効き目とは?
「性的欲求はあるのに勃起しない・・・」
「体調が優れないとパフォーマンスできない・・・」
実際に、このような悩みを抱えていても他人へ相談することがハードルになっている方も多いかと思います。
ED(勃起不全)の原因や正しい治療法を知ることで、改善が望める可能性があります。
ここでは、勃起の仕組みからED治療にどのようなものがあるのか解説します。
目次
- 勃起の仕組み
- EDの原因
- EDの治療法
1. 勃起の仕組み
男性は性的な興奮を覚えたり、性的な刺激をうけるたりすることで、脳から神経を通じて勃起をするように命令・信号が伝達されます。その合図を受け、陰茎の海綿体に血液が流れこむことで、陰茎が膨張し勃起します。
つまりED(勃起不全)の状態というのは、その神経伝達や血液の流れのどこかもしくは複数が原因で正常に機能していないことで起こります。
2. EDの原因
日本では、40〜70歳のうち約35%が軽度も含めEDと言われています。EDは前述の通り、神経伝達や血液の流れに原因があることになるのですが、原因としては大きく下記の3つに分類されています。
※ED医療ガイドライン[第3版]より
- 器質性ED
- 心因性ED
- 混合性ED
【器質性ED】
身体的な要因で血流や神経が正常に機能しておらず、勃起できないことです。身体的な要因としては、加齢・糖尿病や高血圧などの生活習慣病の他、神経に障害をきたす病気や過去の事故などでEDになってしまうケースがあります。生活習慣病に関しては、飲酒や喫煙も関わってくるので量や頻度には気をつける必要があります。
【心因性ED】
性行為の過去の失敗経験や、妊活のためのプレッシャーなどの精神的な理由から勃起できないことです。他にも、日々の生活や仕事でのストレスなどが影響を及ぼすこともあります。
【混合性ED】
上記2つの要因が混合していて勃起できないことです。
3. EDの治療法
EDの治療法としては、器質性・心因性にかかわらず内服薬を処方して様子を見ることが多いです。並行して、主要因が身体的なものであるのならば生活習慣の見直し、心因性であればカウンセリングやパートナーとの対話などで要因を取り除いていくことになります。
内服薬に関しては日本では以下の3種類が頻繁に使用されます。バイアグラという単語は耳にしたことがある方も多いかと思います。それぞれの違いは、効き始めるまでの時間や副作用など様々です。
- シルデナフィル(バイアグラ)
- バルデナフィル(レビトラ)
- タダラフィル(シアリス)
ここまで、EDの原因や治療法に関して説明してきましたが、一番納得のいく対応をとることができるのは専門家に相談することです。eLifeでは提携医療機関を通じ、医師にオンラインで相談可能です。一人で悩み続けていること自体が、精神的な原因になることもあり得ます。まずは専門家に気軽に相談してみてください。