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記事製作者
Kyoka Suzuki

目次

    更新日: 2022.06.29
    テストステロンが増えると薄毛になる?専門家がわかりやすく解説

    男性ホルモンの一種であるテストステロンは増やしたいという声がある一方で、薄毛の原因ではないかと言われています。男性ホルモンには薄毛対策に有効なものもあれば、薄毛の原因になるものもあります。男性ホルモンが薄毛に与える影響をわかりやすく解説します。

    男性ホルモンが薄毛に与える影響

    テストステロンなどの男性ホルモンは、一般に増やした方が良いとされています。

    ところがテストステロンには薄毛を助長するリスクが潜んでおり、場合によってはAGAを進行させる可能性すらあるのです。

    ただし薄毛が嫌だからといって過度にテストステロンを恐れたり、分泌を減らしたりする行動は避けるべきでしょう。

    ジヒドロテストステロン(DHT)がはげを引き起こす

    テストステロンが薄毛に繋がる大きな理由は、ジヒドロテストステロン(DHT)による影響があるためです。

    DHTは薄毛ホルモンとも呼ばれる物質で、テストステロンと5αリダクターゼが結びつくことで生成されます。

    初めて耳にする方も多いと思いますが、5αリダクターゼは酵素の一種で、テストステロンをDHTに変える働きを持っています。

    つまりテストステロンが薄毛やはげを引き起こすのではなく、5αリダクターゼが問題なのです。

    5αリダクターゼの活性度は遺伝が影響するほか、普段の食事も影響します。

    テストステロンは必要不可欠なホルモン

    テストステロンを減らすと、DHTの生成も抑制できる可能性があります。

    しかし、テストステロンは体に欠かせないホルモンで、筋肉を生成し男性更年期障害を予防するなど様々な働きを持っています。

    薄毛・はげの予防は大切ですが、テストステロンの分泌を減らすのは考えものです。

    そもそも薄毛や抜け毛は他にも原因がありますので、原因に合わせた対策が求められます。

    薄毛・抜け毛の原因

    薄毛や抜け毛の原因は人それぞれ異なります。

    人によって原因がひとつの場合もあれば、複数の要因が影響している場合もあります。

    そのためまずはしっかりと原因を把握し、適切な対策に努めることが重要です。

    そこで、はげや薄毛・抜け毛などの主な6つの原因について解説します。

    男性ホルモン(DHT)によるもの

    まず挙げられるのは、DHTの影響によるものです。

    テストステロンと5αリダクターゼが結合することでDHTが生成され、はげを誘引することがあります。

    もちろんDHTのみが影響するわけではないものの、AGAなどを引き起こす原因のひとつに変わりありません。

    もし不安がある方は、一度メンズクリニックで検査してもらうのも良いでしょう。

    遺伝によるもの

    遺伝が薄毛や抜け毛の原因になっているケースもあります。

    特に親や祖父が薄毛・はげの場合、遺伝による影響が大きいと考えられるでしょう

    はげは遺伝すると聞いたことがある方も多いと思いますが、決して都市伝説ではありません。

    特にAGAに関しては、遺伝や隔世遺伝の影響を受けているケースが珍しくないのです。

    ただ、AGAは治療で改善できますので、遺伝だからと言って諦める必要はありません。

    ストレスによるもの

    ストレスも薄毛や抜け毛の大きな原因です。

    仕事やプライベートでストレスを感じる機会は多いですが、極度のストレスは頭髪にも影響を及ぼしてしまいます。

    ストレスは自律神経を乱し、交感神経が優位な状態を生み出します。

    交感神経は血管を収縮させる働きを持っており、血行不良を招いてしまうのです。

    すると毛髪に必要な栄養が運ばれにくくなり、薄毛や抜け毛を招くと考えられています。

    生活習慣や食生活の乱れ

    乱れた生活習慣や、食生活も薄毛や抜け毛の原因になります。

    特に避けておきたいのが夜ふかしや不規則な生活です。

    髪の成長に必要なホルモンは就寝中にたくさん分泌されるため、睡眠不足が重なると髪の成長が止まり、薄毛や抜け毛を引き起こします。

    乱れた食生活は髪の成長に必要な栄養の不足を招き、結果的に細く、弱々しい毛髪しか育たなくなる恐れがあります。

    頻繁に夜ふかしする方、食事のバランスが偏っている方は注意が必要です。

    喫煙習慣

    タバコなどの喫煙習慣がある方は、薄毛・抜け毛に注意した方が良いでしょう。

    喫煙は体に様々な悪影響を及ぼしますが、血流を悪くするため、薄毛の原因になる場合があります。

    それだけではなくタバコがテストステロンの分泌量を増やし、DHTの濃度を高めてしまう恐れもあるのです。

    喫煙が直接の原因になるとは言えませんが、少なからず影響を及ぼすと考えておきましょう。

    紫外線が原因になる場合も

    紫外線がはげの原因になる場合もあります。

    特に毛髪や頭皮は、もっとも紫外線の影響を受けやすい体の部位です。

    そして光老化と呼ばれる現象を引き起こし、頭皮の老化を早めてしまうことがあります。

    光老化した頭皮は軟らかさがなくなり、血の流れも悪くなってしまいます。

    結果的に必要な栄養が行き届かず、薄毛・抜け毛を助長する恐れがあります。

    薄毛・抜け毛の身近な対策

    薄毛や抜け毛は、テストステロン以外が原因になっているケースがほとんどです。

    ただ、そのままにしておくと状態が進行し、完全にはげてしまう可能性もゼロではありません。

    クリニックで専門的な治療を受けるのも大事ですが、まずは日常的に対策を取ることも重要です。

    薄毛や抜け毛を改善したい・食い止めたいと考えている方は、以下の対策を実践してみましょう。

    生活習慣や食生活の見直し

    薄毛や抜け毛が気になり始めたら、まずは生活習慣と食生活の見直しをおすすめします。

    生活リズムが不規則になっていたり、偏った食事になったりしていないでしょうか。

    もし心当たりがある方は改善に努めましょう。

    規則正しい生活を意識するのはもちろん、肉・魚・野菜のバランスが取れた食事が重要です。

    急に変えるのは大変だと思いますので、できるところから改善していきましょう。

    睡眠の質を高める

    薄毛などを改善するなら、睡眠の質を向上させることも大切です。

    毛髪は睡眠中に成長しますので、十分な睡眠時間を確保しつつ安眠できる環境を整える必要があります。

    普段から睡眠不足を感じている方は、睡眠の質を高めることに注力しましょう。

    具体的には、寝具を変えてみたり、身体がリラックスした状態で眠ったりする方法があります。

    寝付きが悪い、途中で目が覚めるとお悩みの方は試してみましょう。

    運動や趣味で気分転換を

    小まめに運動したり、趣味に講じたりすることも薄毛・抜け毛予防に効果的です。

    運動などは気分転換になるため、ストレスの解消に繋がることがあります。

    普段からストレスを溜め込みやすい場合、小まめに身体を動かすか趣味を愉しんでみましょう。

    運動するとテストステロンも増えますが、DHTも増加するとは限りません。

    禁煙する

    タバコを吸っている方は、思い切って禁煙に挑戦してはいかがでしょうか。

    現在は禁煙外来やニコチンパッチなど、様々な禁煙方法・グッズがあります。

    禁煙することで健康的になるばかりか、薄毛や抜け毛の予防にも効果的です。

    ただ、急にタバコを止めるのは大変ですので、少しずつ本数を減らすなど減煙から取り組むのも良いでしょう。

    帽子や日傘を活用する

    日差しが強い日は、帽子や日傘を活用するのがおすすめです。

    帽子などは紫外線をシャットアウトし、頭皮・毛髪へのダメージを抑えられます。

    特に折りたたみ式の日傘は気軽に使えるため、携帯しておくと良いでしょう。

    帽子は被ると頭皮が蒸れるため、帰宅後はしっかりケアする必要があります。

    育毛剤や発毛剤を使用する

    はげを予防する方法としては、育毛剤や発毛剤の使用も挙げられます。

    強くて太い毛髪を育てる手助けになりますので、使ったことがない方は試してみましょう。

    ただし、育毛剤などは製品により配合成分が異なるほか、頭皮の状態によっては合わない可能性があります。

    使い始める前には、必ずパッチテストを行いましょう。

    薄毛・抜け毛の主な治療内容

    生活習慣の改善や小まめな運動など、薄毛や抜け毛の予防に繋がる対策は様々です。

    しかし、本格的に改善したいのであれば、専門の治療を受けることをおすすめします。

    薄毛・抜け毛は多種多様な治療方法が確立されており、費用を安く抑えられる方法もあります。

    そこで、薄毛や抜け毛の治療方法をいくつか紹介します。

    内服薬による治療

    まず挙げられる治療方法が内服薬です。

    ポピュラーなAGAやはげの治療方法で、クリニックで処方された薬を飲み、薄毛などの改善を目指します。

    内服薬は、5αリダクターゼの活動を抑える薬があるほか、テストステロンなどホルモンバランスを整える薬もあります。

    どの薬がよいかは頭皮・毛髪の状態によるため、クリニックでしっかり相談してみましょう。

    内服薬は価格が手頃なうえ、飲むだけで良いのがメリットと言えます。

    外用薬による治療

    外用薬を使った治療方法もあります。

    よく用いられている外用薬はミノキシジルで、1日1〜2回のペースで頭皮に塗り込んでいきます。

    外用薬は市販もされており、ドラッグストアでも購入することが可能です。

    ただ、毎日塗らなくてはいけないので、面倒な方は内服薬が適しているでしょう。

    メソセラピー(注入療法)

    メソセラピーは、有効成分を頭皮へ直接注入するAGA・はげの治療方法です。

    主に内服薬や外用薬と併用されており、治療期間を短縮する効果が期待できます。

    メソセラピーは、持病などで薬を処方できない方も受けられるのが特徴です。

    施術後に頭皮の痛みや腫れを伴う場合もありますが、ほとんどの方は一時的なもので終わります。

    自毛植毛

    自毛植毛もポピュラーな薄毛・抜け毛の治療方法と言えます。

    側頭部や後頭部などから毛髪を採取し、薄毛が気になる部分へ移植する治療方法です。

    自分の毛髪を移植するため安全性が高く、治療を手がけているクリニックも少なくありません。

    一方で一定期間は強い痛みを伴う点や、高額な費用がデメリットです。

    eLifeの治療法

    もしAGAやはげを治療したいなら、eLifeを検討してはいかがでしょうか。

    オンラインで診察を受けられるため、クリニックへ通院せずに治療が可能です。

    eLifeの治療方法について解説します。

    内服薬による治療を提供

    eLifeでは、主に内服薬を用いた薄毛・抜け毛治療を提供しています。

    外用薬やメソセラピーなど他の治療は行っていませんが、手頃な料金で内服薬を処方しています。

    薬の種類も多種作用で、テストステロンがDHTに変換されるのを抑えるデュタステリドなど様々な薬を用意しています。

    薬が欲しいけどクリニックへ行くのは面倒というような時は、eLifeで処方してもらいましょう。

    複数の薄毛治療プランを用意

    eLifeでは、毛髪や頭皮の状態に合わせ、複数の薄毛の治療プランを提供しています。

    薄毛の予防から本格的なはげ治療まで幅広く対応していますので、誰でも安心して治療を受けられるでしょう。

    治療プランによって料金は若干異なりますが、いずれも手頃な価格です。

    薬代のみで良いため、治療費を抑えることもできます。