04-07_バイアグラを飲んではいけない人、飲まない方がいい人の特徴を医師が詳しく解説

バイアグラは用法容量を守れば副作用も少なく比較的安全といわれていますが、服用の仕方やタイミング、健康状態によっては服用を避けた方がいい場合もあります。医師が服用をお勧めできない人の状態を詳しく解説します。

バイアグラとは

日常の会話の中で性行為のことや男性機能に関する悩みを、誰にでも話す人はほとんどいないと思います。

しかし、実際に勃起状態が芳しくなく、EDに悩んでいる男性は近年増えているそうです。

ED治療薬はシアリスやレビトラなどの利用も可能ですが、やはり知名度の面ではバイアグラが最も知られています。

誰もが知っている世界で最初に認証されたED治療薬です。

バイアグラについて知る前に、まずはEDについて知っておきましょう。

EDとは

性行為は、ペニスが勃起しないとお互いに楽しむことができません。

EDはペニスの勃起状態が不完全になる状態全般を表しています。

EDを起こってしまう原因はいくつかあり、大きくは心因性ED、器質性ED、薬剤性EDの3つに分類されていますが、主要因のタイプで分けられています。

心因性EDは、精神的なトラブルや悩みを要因とする勃起不全の症状です。

過去の性行為時の失敗などがトラウマになっていたり、ストレスが積み重なったことなどで発症するケースがあります。


器質性EDは男性器及びその周辺の神経、血管に異常が発生し勃起力を低下させることで起こる症状です。

糖尿病などの生活習慣病で血流が悪くなったり、前立腺の病気などが主要因になるケースが多い傾向にあります。

ケガの治療や病気の治療で手術を行った後にEDを発症することもあります。

薬剤性EDは、その呼び名通り自身が服用している薬によって勃起不全が起こります。

血圧を下げる薬や、糖尿病の薬などの服用で起こるケースが当初は多い傾向にありました。

しかし近年は育毛・発毛などの毛髪改善の薬の影響で男性ホルモンの分泌が変化し、勃起不全を起こしてしまうというケースが増えています。

ED治療薬の種類

EDと言えば、年齢とともに勃起力や精力が低下することで起こるものと思われていましたが、近年は20~30代で発症する若年性のEDも多くなっています。

EDになってしまう原因は人それぞれ異なり、改善に有効な成分もひとつではありません。

有効成分の配合などで、それぞれの方に適したED治療薬を選ぶ必要があります。

勃起を促進する成分としては、シルデナフィル、バルデナフィル、タダラフィルが主に使われています。

一般に最もよく知られているバイアグラはED治療薬の元祖で、日本でも取り扱うクリニックは数多く存在します。

バイアグラは、シルディナフィルを主成分としたED治療薬です。

シルディナフィルには、勃起を抑制するPDE5酵素の活動を阻害する効果があります。

つまり抑制する効果が低下して勃起を促進するため、EDの状況を改善することが可能になります。


後発ながら世界で使用シェアNo.1になっているのがシアリスです。

シアリスは、タダラフィルを主成分としています。

タダラフィルは、シルデナフィル、バルデナフィルよりも身体への浸透がゆっくりで、勃起力のアップの仕方は比較的マイルドです。

ゆっくりと浸透する分、その有効性は長く続き、勃起力の持続時間は長くなります。

長時間勃起力のアップを期待する人にお勧めです。

バイアグラに次いで承認されたのがレビトラです。

レビトラの主成分はバルデナフィルで、他の成分とは異なる特徴があります。

バルデナフィルには、食事による影響を受けにくい特徴があります。

この点ではバイアグラよりも有効です。

服用後30分くらいで勃起力が高まるため、即効性が大きな特徴になります。

性交直前でも効果が表れるので、携帯用として持っておきたい時にお勧めです。

バイアグラについて

EDという言葉とED治療薬を多くの人が知ることになったのは、バイアグラの販売が開始されたことが大きく関係しています。

バイアグラは約30年前に開発され、多くのEDに悩む人の改善に貢献してきました。

元々は狭心症の治療をすることを目的に研究されていましたが、狭心症に対する効果があまりなかった代わりに勃起を促進する効果が認められ、本格的にED治療薬としての研究・開発が進みました。

そして世界で初めてED治療薬として正式に承認され、多くの人に知られることとなりました。

バイアグラは勃起力を強くする効果は他の治療薬よりも高く、効果は約4時間持続します。

バランスが取れた治療薬として今も高く評価されています。

バイアグラ服用の効果

ED治療薬として最も有名なバイアグラには、様々な効果が確認されています。

勃起力低下には様々な要因がありますが、バイアグラを服用すると持続力アップ、勃起時の硬さに改善が見られます。

EDというと勃起不全の症状全般を指すため、性交時や性的興奮時に全く勃起しない状態のことだと思われています。

しかし実際には性交の途中で勃起が低下する、なかなか勃起しない、あまり硬くならないなどの状態もEDの症状に分類されます。

バイアグラは、このようなEDの傾向を改善することを目的に開発されました。

バイアグラは体の何を改善する?

バイアグラがEDの症状を改善するメカニズムを知っておきましょう。

バイアグラがEDを改善するのは、体内にあるPDE5という酵素の働きと大きく関係しています。

PDE5は、勃起を抑制することを目的とした酵素です。

バイアグラの主成分であるシルデナフィルは、この酵素の勃起を抑えようとする働きを阻害し、勃起を維持するようにサポートします。

これによって様々な症状を改善しています。

シルデナフィルの作用

バイアグラの主成分シルディナフィルが作用していく流れを紹介します。

正常な男性機能を持っている男性が性的な刺激を受けると、環状グアノシンというリン酸物質が体内で合成されます。

この物質によりペニスの海綿体の筋を緩ませ、血流が増加して勃起が起こります。

環状グアノシンを分解するのがPDE5という酵素で、その働きで勃起状態は終息します。

シルデナフィルがPDE5の働きを抑制することで勃起状態の持続力が上がり、EDを改善するというメカニズムになっています。

服用すると得られる効果

バイアグラが有効になるメカニズムが理解できると、服用することで得られる効果が見えてきます。

性交時には性的興奮を覚えて勃起が起こりますが、バイアグラを服用しているとその状態を長く継続する効果が得られます。

血流が海綿体に集まる状態も維持することができるので、持続力プラス勃起時の硬さを改善する効果も期待できます。

血流が改善されることで、1回射精した後の回復力も早まる効果もアップします。

バイアグラ服用をお勧めできない人

EDになってしまうとセックスができないことはもちろんですが、男性としての自信や活力の低下にも繋がってきます。

バイアグラはそういう男性にとっては、魔法の薬のように感じる人も多いと思います。

しかしバイアグラを服用することで、体調不良などの副作用が起きる可能性があります。

バイアグラの服用に適していない方も、一部にはいるようです。

バイアグラに副作用はある?

バイアグラは正式に承認されたED治療薬であり、重篤な副作用の報告はありません。

ただ、成分の特性上起きる副作用はいくつかあります。

併用を禁止する事柄や薬も存在しています。

バイアグラの主な副作用は一時的な血圧の上昇、血圧の上昇による頭痛、血管が拡張されることで起こるほてりや潮紅などがあります。

いずれも症状としては軽度で短期間で治まりますが、ごく稀に物がぼやけて見えるなどの視覚症状が発生することもあります。

バイアグラ服用時の注意点

性交前に服用することで勃起不全を改善する効果がバイアグラにはあります。

しかし服用時に合わせて行ったり、服用を控える薬が存在します。

心筋梗塞や高血圧を抑える薬をバイアグラ服用と重ねると、血管の状態や血流が不安定になり、副作用の発生が高くなる可能性があります。

狭心症、心筋梗塞の薬は特に命にかかわるような大きなトラブルに繋がる可能性も否定できませんので、同時服用は避ける方がいいでしょう。

こんな時は服用を止める

バイアグラの副作用の主な症状は頭痛、血圧上昇、ほてりなどですが、このような症状が出た時は一旦性交を中断することをお勧めします。

性交そのものには大きな影響を与えることはありませんが、性交はエネルギーを大きく消耗するため、体調を崩しやすくなります。

副作用の症状が服用時に頻繁に起こる場合は、服用を止めることが求められます。

お勧めできない理由

勃起力の低下や勃起不全の状態は男性にとっては大きな問題で、パートナーとの関係にも影響を及ぼします。

ED治療薬は勃起不全に悩む男性にとっては大変ありがたい治療薬ですが、高い有効性と同時に懸念する点もあります。

ED治療薬のメリット、デメリット

ED治療薬のメリットは男性器の機能を活発にして、勃起力をアップさせることです。

血流を促進し、長く勃起状態を持続する大きなメリットがありますが、この効果が起きることによる弊害もいくつかあります。

持病を持っている人の多くは日常的に治療薬を服用していると思いますが、他の病気の治療薬の効能をバイアグラの成分が低下させる恐れがあります。

心臓血管系の障害のある人、肝機能障害(重度)、脳梗塞、心筋梗塞の治療薬を服用している

方がED治療薬を同時に服用すると、持病を悪化させるデメリットが大きくなります。

ED治療薬に頼りすぎるリスク

ED治療薬が日本でも購入できるようになって、多くの治療薬が流通するようになりました。

クリニックで処方されることで、ED治療薬を日常的に服用している男性も増えています。

ただ、一般的に薬の効果は使用頻度が高くなるにしたがって下がる傾向が見られます。

効果の即効性に頼りすぎず、治療薬以外の改善方法も専門医に相談しながら進める必要があるでしょう。

お勧めしない理由

男性にとってペニスが正常に勃起しない状態は、男性としての機能が果たせていないと同時に自信も失ってしまうことに繋がります。

そのような悩みを解決するED治療薬は、服用することで活力を取り戻す要因となっているのは事実です。

しかし自身の生活習慣や食生活の改善などでEDの症状を改善できるのに、安易に治療薬を服用することで改善していると、治る可能性を否定することにもなりかねません。

常に服用するのではなく、違う方法での改善も同時に考えることが重要です。

悩んだらeLifeに相談

EDに悩む男性は、近年大幅に増えているというデータがあります。

日本の社会は古くからストレス社会と言われていますが、その状況は改善されていないように感じられます。

ただ、EDの治療となるとあまり人に知られずに行いたいと多くの人が考えています。

既存のクリニックと異なる、新しいスタイルとして注目されているのがオンライン診療です。

eLifeとは何か?

オンラインでEDの治療を行っていることで最近話題なのがeLifeです。

EDや性病などの男性機能に関する治療や薄毛など、あまり人に知られたくない症状の治療に適していることから利用者が増えています。

もちろん一般的な病気のオンライン診断も行っています。

相談しやすいオンライン形式

インターネットが世界中で普及している現代社会では、様々なサービスや商品の購入にオンラインが活用されています。

Elifeは、これまで対面での診察・治療が当たり前だったEDの治療・相談をオンラインでできる新しい医療サービスです。

診察はもちろん、治療薬の処方もオンラインで行うことができるのが特徴です。

EDの悩み相談に最適

EDを発症すると性行為自体が困難になり、夫婦・パートナーとの関係性に大きく影響を与えるため早急な治療が必要です。

しかし下半身に関わる病気に関しては、病院に通っていることが知れてしまうのは恥ずかしく、病院に行くのをためらう人も多いようです。

特にEDの悩みは人にも相談できず、発症していても我慢している人もたくさんいます。

そこでオンラインであれば、誰にも知られず相談・治療が可能になるのです。

EDの悩みに最も適しているeLifeで、EDの改善へと進めていきましょう。