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目次
トリキュラーの効能・効果、用法用量、副作用、注意事項などを記載いたします。
効能又は効果
◆避妊
※経口避妊剤は、HIV感染(エイズ)及び他の性感染症(例えば梅毒、性器ヘルペス、淋病、クラミジア感染症、尖圭コンジローマ、腟トリコモナス症、B型肝炎等)を防止するものではありません。
用法用量
◆トリキュラー21
・月経の第1日目から飲み始め、1日1錠を毎日一定の時刻に赤褐色の錠剤から順番に21日間連続して飲み、その後7日間は飲むのを休みます。月経が終わっていても続いていても同様の方法で、避妊する期間繰り返し飲みます。
・錠剤は錠剤シート表面の矢印のとおり、上段から下段へ、各段とも左端から順に取り出してください。はじめに赤褐色の錠剤を6日間、次に白色の錠剤を5日間、次に淡黄褐色の錠剤を10日間飲んでください。
・コップ1杯程度の水またはぬるま湯で飲んでください。
◆トリキュラー28
・月経の第1日目から飲み始め、1日1錠を毎日一定の時刻に赤褐色の錠剤から順番に28日間連続して飲みます。月経が終わっていても続いていても同様の方法で、避妊する期間繰り返し飲みます。
・錠剤は錠剤シート表面の矢印のとおり、上段から下段へ、各段とも左端から順に取り出してください。はじめに赤褐色の錠剤を6日間、次に白色の錠剤を5日間、次に淡黄褐色の錠剤を10日間、次にやや大きい白色の錠剤を7日間飲んでください。
・コップ1杯程度の水またはぬるま湯で飲んでください。
主な副作用
服用により、年齢、喫煙、肥満、家族歴等のリスク因子の有無にかかわらず血栓症があらわれることがあるので、次のような症状があらわれた場合は直ちに投与を中止し、医師の再診をご予約ください。
・下肢の急激な疼痛・腫脹、突然の息切れ、胸痛、激しい頭痛、四肢の脱力・麻痺、構語障害、急性視力障害等
・血栓症が疑われる症状があらわれた場合や、血栓症のリスクが高まる状態になった場合は、症状・状態が軽度であっても直ちに服用を中止し、医師との再受診をご予約ください。またはelife カスタマーサポートまでご連絡ください。
・その他、副作用として吐き気、頭痛、乳房の張りなどの不快感*1および不正出血があらわれる場合があります。
*1:低用量ピルを飲み始めた方の約20%の方に不正出血がみられるとされている。そのため、不正出血は珍しいことではありません。不正出血が軽い場合、飲み始めてから2か月間は様子見を行っていただき、3カ月以上不正出血が続く場合はご相談ください。
服用の大事なポイント
・服用開始日が月経第1日目から遅れた場合、服用し始めの最初の1週間は他の避妊法を併用してください。(7日連続で服用するまでは、他の避妊法を行うか性交渉を避ける)
・年齢及び喫煙量により心血管系の副作用の危険性が増大する可能性があるので、服用中は禁煙をしましょう。
・1錠(1日)の飲み忘れ:気づいた時点でまず1錠のみ、その後はいつも通りの時間に飲んでください。気づいた時間が、翌日の普段飲んでいる時間と近い場合には(例:いつも朝8時に飲んでいるが、翌日の朝6時に前日の飲み忘れに気づいた場合等)、いつも飲んでいる時間に2錠まとめて飲んでください。
・2錠(2日連続)の飲み忘れ:2日目の間に気づいた場合は、気づいた時点で2錠まとめて飲んでください、その後は、翌日からいつも通りの時間に飲んでください。2日分の内服忘れをして、3日目を迎えた場合は、妊娠の可能性が出るため7日連続で飲めるまでは他の避妊法を行ってください。
・3錠以上(連続した3日以上)の飲み忘れ:サイクルの最初に戻り1からやり直すことが必要です。現在使用しているシートは薬が残っていたとしても使用せず、次の生理が始まったタイミングで新しいシートのピルを飲み始めてください。
◆他の経口避妊剤から本剤に切り替える場合
・21錠タイプの経口避妊剤から切り替える場合:前に服用していた薬剤をすべて服用し7日間の休薬の後、続けて本剤の服用を開始してください。
・28錠タイプの経口避妊剤から切り替える場合:前に服用していた薬剤をすべて服用後、続け本剤の服用を開始してください。
注意事項
・他のお薬を使用されている方は医師にご相談ください。
・また、他の医療機関を受診する際は、このお薬を服用していることを申し出てください。
・重い副作用の出現など緊急の場合、直ちに服用を中止し、最寄りの医療機関を受診してください。
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◆服用いただけない方/注意が必要な方
下記のような症状や状態の方は服用できない、または注意して服用する必要がありますので、必ず医師にご相談ください。
・年齢が40歳以上である
・BMIが35以上である
・35歳以上で1日あたり15本以上喫煙する(電子タバコ含む)
・「妊娠中」「妊娠の可能性がある」「授乳中」である
・過去一カ月以内に出産経験あり
・高血圧(上の血圧160mmHg以上/下の血圧100mmHg以上のこと)と診断された
・過去2週間以内に大きな手術を受けた、または今後4週間以内に手術の予定がある
・前兆のある片頭痛がある
・乳がん、子宮体癌の疾患がある
・低用量ピル・女性ホルモンでアレルギ 反応が出たことがある
*低用量ピルを飲み始めた方の約20%の方に不正出血がみられるとされている。そのため、不正出血は珍しいことではありません。不正出血が軽い場合、飲み始めてから2か月間は様子見を行っていただき、3カ月以上不正出血が続く場合はご相談ください。
国内における承認状況
・避妊を効能・効果として承認されています。
※本診療科目で処方する医薬品は、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
国内の承認医薬品等の有無
・同じ有効成分を有する国内承認医薬品としてラベルフィーユがあります。
入手経路
・提携クリニックの医師が国内医薬品販売代理店経由で購入しています。
諸外国における安全性等に係る情報
・諸外国で重篤な安全性情報の報告はありません。