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    更新日: 2025.01.22
    医薬品情報:ヤーズフレックス

    ヤーズフレックスの効能・効果、用法用量、副作用、注意事項などを記載いたします。

    効能又は効果

    ◆子宮内膜症に伴う疼痛の改善

    ◆月経困難症

    ◆生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整

    用法用量

    ◆最長120日間の連続服用と4日間の休薬を繰り返す方法

    ・初めて服用する場合、月経の始まった日から1日1回1錠ずつ毎日ほぼ一定の時刻に服用します。


    ・服用開始から24日間は出血の有無にかかわらず服用します。


    ・服用25日目以降、3日間連続する出血が無ければ120日まで連続服用し、翌日から4日間休薬します。


    ・服用25日目以降、3日間連続する出血があった場合、翌日から4日間休薬します。


    ・4日間の休薬が終わったらその翌日から服用を再開します。


    ・再開後も、上記の服用と休薬を繰り返します。




    ◆28日周期で服用する方法(24日間の服用と4日間の休薬を繰り返す)

    ・初めて服用する場合、月経の始まった日から1日1回1錠ずつ毎日ほぼ一定の時刻に服用します。


    ・服用開始から24日間は出血の有無にかかわらず服用します。


    ・25日目から28日目までは4日間休薬します。


    ・4日間の休薬が終わったらその翌日から服用を再開します。


    ・再開後も、24日間の服用と4日間休薬を繰り返します。


    主な副作用

    服用により、年齢、喫煙、肥満、家族歴等のリスク因子の有無にかかわらず血栓症があらわれることがあるので、次のような症状があらわれた場合は直ちに投与を中止し、医師の再診をご予約ください。またはelife カスタマーサポートまでご連絡ください。

    ・下肢の急激な疼痛・腫脹、突然の息切れ、胸痛、激しい頭痛、四肢の脱力・麻痺、構語障害、急性視力障害等


    その他、副作用として吐き気、頭痛、乳房の張りなどの不快感*1および不正出血があらわれる場合があります。


    *1:低用量ピルを飲み始めた方の約20%の方に不正出血がみられるとされています。そのため、不正出血は珍しいことではありません。不正出血が軽い場合、飲み始めてから2か月間は様子見を行っていただき、3カ月以上不正出血が続く場合はご相談ください。

    服用の大事なポイント

    ・休薬期間は4日間を超えないでください。


    ・4日間の休薬後は、出血の有無に関わらず服用を再開してください。


    ・初めてお薬を飲み始めるときも、休薬期間のあとも、出血の有無にかかわらず24日間は服用を継続してください。


    ・1錠(1日)の飲み忘れ:飲み忘れに気づいたときは、すぐに飲み忘れていた分の1錠を服用し、当日の1錠もいつもの時間に服用してください。


    ・2錠(2日連続)の飲み忘れ:気づいた時点で前日分の1錠を服用し、当日の1錠をいつもの時間に服用し、そ の後は当初のスケジュールどおりに服用を続けてください。


    ◆他の経口避妊剤から本剤に切り替える場合

    ・休薬期間のあるタイプからの切り替え:休薬期間の翌日から飲み始めます。


    ・プラセボ(お薬の成分が入っていない錠剤)のあるタイプからの切り替え :プラセボを飲み終えた翌日から飲み始めます。



    注意事項

    ・他のお薬を使用されている方は医師にご相談ください。


    ・また、他の医療機関を受診する際は、このお薬を服用していることを申し出てください。


    ・重い副作用の出現など緊急の場合、直ちに服用を中止し、最寄りの医療機関を受診してください。


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    ◆服用いただけない方/注意が必要な方


    下記のような症状や状態の方は服用できない、または注意して服用する必要がありますので、必ず医師にご相談ください。


    ・血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患がある


    ・診断の確定していない異常性器出血がある


    ・35歳以上で1日あたり15本以上喫煙する(電子タバコ含む)


    ・「妊娠中」「妊娠の可能性がある」「授乳中」である


    ・過去一カ月以内に出産経験あり


    ・高血圧(上の血圧160mmHg以上/下の血圧100mmHg以上のこと)と診断された


    ・過去2週間以内に大きな手術を受けた、または今後4週間以内に手術の予定がある


    ・前兆のある片頭痛がある


    ・乳がん、子宮体癌の疾患がある


    ・心臓弁膜症、糖尿病、血栓性素因、抗リン脂質抗体症候群がある


    ・肝腫瘍、重篤な肝障害がある


    ・脂質代謝異常、高血圧、耳硬化症がある


    ・重篤な腎障害、急性腎障害がある


    ・妊娠中に黄疸、持続性そう痒症又は妊娠ヘルペスの既往歴がある


    ・低用量ピル・女性ホルモンでアレルギ 反応が出たことがある

    国内における承認状況

    ・月経困難症を効能・効果として承認されています。


    ※本診療科目で処方する医薬品は、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

    国内の承認医薬品等の有無

    ・同じ有効成分を有する国内承認医薬品としてドロスピレノン・エチニルエストラジオール錠があります

    入手経路

    ・提携クリニックの医師が国内医薬品販売代理店経由で購入しています。

    諸外国における安全性等に係る情報

    ・諸外国で重篤な安全性情報の報告はありません。