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目次
アラフェヴィールEM(Alafevir EM)の用法用量、副作用、注意事項などを記載いたします。
用法用量
・毎日1回1錠を、できるだけ同じ時間に服用してください。
主な副作用
次の副作用が現れることがあります。通常、時間の経過とともに副作用は軽減しますが、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行ってください。
・下痢( HIV-1 PrEPの試験で報告された最も一般的な副作用です)
・吐き気
・頭痛
・疲労
・胃痛
・体重の変化
また、次のいずれかが発生した場合は重症の副作用であるため、このお薬の使用を中止し、直ちにかかりつけの医師に相談してください。
・免疫再構成症候群
・腎障害
・乳酸アシドーシス
まれに血液中の過剰な乳酸によって引き起こされる重篤な疾患で、以下のような症状があらわれる可能性があります:
●異常な疲労感や脱力感
●筋肉痛
●息切れや呼吸の速さ
●胃痛、吐き気、嘔吐
●四肢の冷えや青色
●めまいや不整脈
・重度の肝障害
まれに、肝不全を含む重篤な肝臓障害が起こり、以下のような症状があらわれる可能性があります:
●皮膚や目の黄変
●濃い茶色の尿
●青白い便
●食欲不振
●吐き気や胃痛が続く
・B型肝炎(HBV)の悪化
注意事項
・この薬は個人に処方されたものです。他人に与えないでください。
・この薬の使用中に医師の診察を受ける場合や病院に行く場合には、この薬を使用していることを医師に伝えてください。
・必ず指示された用法用量を守って服用してください。
1. 使用を注意すべき患者
(1)HIVの状態:
HIV陰性が確認された人にのみ使用する。
(2)B型肝炎:
HBVに感染している場合は、服用を中止すると感染が悪化する可能性があるため注意する。
(3)腎機能障害:
特に腎臓に問題がある場合は、定期的に腎機能をモニターする。
(4)高リスク者:
HIV-1への曝露リスクが高い患者は慎重に評価されるべきである。
(5)免疫再構成症候群:
免疫再構成症候群の既往歴のある人は注意する。
2. 併用を注意すべき薬剤等
<薬剤名等>
・抗レトロウイルス薬 プロテアーゼ阻害薬(PI)
ティプラナビル/リトナビル
・抗けいれん薬
カルバマゼピン、オクスカルバゼピン、フェノバルビタール、フェニトイン
・抗マイコバクテリア薬
リファブチン、リファンピン、リファペンチン
・ハーブ製品
セント・ジョーンズ・ワート(セイヨウオトギリソウ)
3. 保存方法・期間
・20℃~25℃の間で保管してください。
・元の容器に入れ、密閉して保管してください。
・子供の手の届かないところに保管してください。
国内における承認状況
・未承認の医薬品となります。
※本診療科目で処方する医薬品は、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
国内の承認医薬品等の有無
・国内で同様の有効成分を含有するお薬としてデシコビがありますが、PrEPとして承認されていません。
入手経路
・提携クリニックの医師が、国内医薬品販売代理店経由で購入しています。
諸外国における安全性等に係る情報
・米国食品医薬品局(FDA)で先発医薬品のデシコビがPrEPとして承認されています。
・諸外国で・諸外国で重篤な安全性情報の報告はありません。