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今話題のテストステロンについて自分はどのくらいのレベルか調べる方法をわかりやすく解説します。男性更年期の症状に心当たりがある方はテストステロン値を測ってみると通常よりも低いレベルという場合が多く見受けられるようです。
テストステロン値が低いと現れる諸症状
テストステロンレベルに異常があると、男性更年期に代表されるような症状が現れることがあります。これらの症状を感じて受診したところ、テストステロン値が低いことを知り、テストステロン補充療法に進むというパターンが多く見られます。
体質や加齢によってテストステロンが低くなることは、本人の努力とは無関係に起こり得ます。心当たりがある場合は、一度検査を受けてみることをお勧めします。
<低テストステロンによる諸症状>
・疲労しやすさ
・不安感
・筋肉量の減少
・不妊症
・骨粗鬆症
・性欲低下
・勃起不全(ED)
・集中力の低下
テストステロン検査とは?
テストステロン検査では、血液サンプル中のテストステロン量を測定します。
テストステロンは、男性では精巣で大量に、女性では卵巣と副腎で少量生成される性ホルモンですが、性的発達・生殖機能・健康全般に重要な役割を果たします。
テストステロン検査の種類
各検査方法を理解するためには、テストステロンの種類を理解することが重要です。
大部分のテストステロンはタンパク質と結びついており、これによって細胞がテストステロンをすぐに使用するのを防ぎ、血中のテストステロン濃度を安定させます。
タンパク質と結びついていないテストステロンは「遊離テストステロン」と呼ばれます。テストステロンの検査には複数の種類があり、それぞれの形態に適した方法が用いられます。
血液検査
総テストステロン検査
Total Testosterone Test
遊離テストステロン(タンパク質に結合していないテストステロン)とタンパク質に結合したテストステロンの両方を測定する検査です。スクリーニングテストとしても活用されているため、最も一般的な検査手法となります。
遊離テストステロン検査
Free Testosterone Test
タンパク質に結合していない遊離テストステロンだけを測定する検査手法です。この検査はあまり一般的ではありませんが、特定症状の診断に有用です。
バイオアベイラブルテストステロン検査
Bioavailable Testosterone Test
遊離テストステロンとアルブミンと呼ばれる血液タンパク質に結合したテストステロンを測定する検査手法です。この検査もあまり一般的ではありません。
唾液検査
採血や注射針に抵抗がある場合、血液検査の代替として唾液による検査も存在します。しかし、正確性は血液検査に劣ることが分かっているため、正確性を担保するために補助テストが必要になるケースもあります。
年齢によってテストステロン値の適正値が違うので注意
テストステロン検査の結果を見ることで、テストステロン値が正常範囲内かを確認することができます。正常値は年齢によって異なりますが、成人男性の場合、以下が基準になります。
・19~49歳では2.49~8.36 ng/ml
・50歳以上では1.93~7.40 ng/ml
しかし、これらの基準を満たしていても低テストステロンの症状を感じることはありますので、気になる方はテストステロン値の検査だけでなく、医師に相談されることをおススメします。
当院で処方を受ける方法
上記で参照した通り、テストステロン補充には認識能力を維持、向上する効果が期待できるとされています。
当院では、無料のオンライン診療にてお気軽に医師へご相談いただき、テストステロン補充療法(TRT)を希望される方に処方を行っています。
現在、当院では血流改善によるアンチエイジング効果が期待できるタダラフィル5mgとのセットをおすすめしております。
最近頭がぼーっとして考えがまとまらない、前よりも物忘れをするようになった、という方は、ぜひこの機会にテストステロン補充療法を受けてみることをおすすめいたします。
参考文献
What is a testosterone test? (2023, May 2). WebMD. https://www.webmd.com/a-to-z-guides/testosterone-test
Testosterone levels test. (n.d.). https://medlineplus.gov/lab-tests/testosterone-levels-test/